ねのかみノート

色鉛筆大好きな管理人のお絵描き創作ブログです。

【おすすめ画材】大好きな色鉛筆①(はまりだしたきっかけなど)

こんにちは、瑞木です。

前回の記事にて、「色鉛筆が大好き」と書きました。

色鉛筆といえば、筆記用具や手軽に使える画材として、普段あまり絵や図などを描かない方でも、過去一度は手にしたことがあるのではないでしょうか。

 

身近な色鉛筆

お店の文具コーナーではよく、三菱「ユニ」やトンボ「カラーペンシル」が販売されているのを見ます。黄色いパッケージのトンボ色鉛筆は、学校指定の画材で見たことがある方も多いのではないでしょうか?(私は中学校で配布されました)

最近は消せる色鉛筆として、パイロット「フリクション色鉛筆」も有名ですね。ちなみに三菱からも「消せる色鉛筆」が販売されています。

 

おそらく誰でも触ったことがある、安価で割とどこでも売っているという点から、色鉛筆は画材というより、文房具の延長線上にあるものとして捉えられてしまいがちです。

「色鉛筆で絵を描いています!」と言われるのと「油彩で絵を描いています!」と言われるのでは、油絵の方がなんとなくカッコイイ感じがする方もいるのではないでしょうか。

 

 

ですがどんな画材にも、安価でも高級でも、その特性を生かした豊かな表現の可能性があります。

色鉛筆も例外ではありません。

 

多様な色鉛筆

前述の色鉛筆はもちろんのこと、多様な特性を持った「本格的な画材としての色鉛筆」が、日本から海外まで幅広いメーカーから発売されています。 

 

100均でも12本セット等が購入できますが、それが高級品になると一本600円近くに跳ね上がることも。

それをセットで揃えるとなると、なかなかのお値段です。(※カランダッシュ「ルミナンス」が一本で定価530円+税)

 

では、高ければ高いほど素晴らしい色鉛筆画が描けるのでしょうか。

そんなことはありません。

 

確かに安価なものですと、品質によっては色が紙に載りにくかったり、芯が折れやすかったりということもあるかもしれませんが、高いほど良いとは一概には言えません。

なぜかというと、各社の色鉛筆にはそれぞれ違った個性があり、使う人に「合う」「合わない」という相性が出てくるからです。

更に同じメーカー内でもグレードがあり、値段の違う複数種類の色鉛筆を販売していることも多く、そこでもそれぞれのウリが違うのです。

 

値段は品質の良さの目安にもなりますが、それよりも特性の好みや、使い心地の相性で選んだほうが、より楽しく絵を描くことができます。

 

美しい色・独特な色のラインナップ、鮮明な発色、色数の多さ、混色のしやすさ、芯の硬さ、芯の太さ、粒子の細かさ、軸の太さ、軸の形状(円・六角形、三角形など)、紙以外にも描けるか、長年の耐光性(絵もモノなので描いたら徐々に色が劣化していきます)などなど・・・

何を基準に選ぶかはさまざまですが、更に色鉛筆は、大きく分けて「油性タイプ」と「水彩タイプ」の二つに分類されます。(詳細は次の記事にて)

 

いきなり何十本ものセット買いをするのではなく、いろんなメーカーのものを少しずつ集めて、描き心地を比べてみるのも面白いですよ!

 

私が色鉛筆にはまったきっかけ「マイルデックス」

さて、私が色鉛筆を画材として本格的に使い始めたのは、高校一年生のときです。

使っていたのは、小学生の頃に祖母がくれたコーリン「MILDEX(マイルデックス)」です。

 

残念ながら現在は廃盤になっていますが、初めてケント紙の上を滑らせたときの気持ちよさは、なかなかのものでした。

画用紙やザラ紙に書くのとは違い、さらさら、スルスルと色が伸びていく。

 

そして、子どもの頃に塗り絵をしたときのような薄い塗り方ではなく、思い切り筆圧を掛けてグリグリと塗っていくと、濃い色が綺麗!!

「色鉛筆って、こんなに濃い色が出せたんだ!」と感動しました。

それ以来、私は色鉛筆をこってり厚塗りすることの虜になったのです。

 

厚塗りすることで色鉛筆はごりごり減っていき、各色をほぼ使い切るころにはもう、色鉛筆が大好きになっていました。しかし残念ながらマイルデックスは廃盤でレアな品に。

そこで、近い使い心地のものはないかと調べ始めたことがきっかけとなり、画材としての色鉛筆の奥深さを知ることになりました。

 

色鉛筆を使ってみませんか

なんでも良いのですが、もしお手元に色鉛筆があったら、ぜひ手身近な紙にぐりぐりと濃く塗りつけてみて下さい。

お持ちでない場合でも、最近は100均でも品質の良い色鉛筆が販売されていますので、気軽に購入することができます。

 

その色鉛筆で表現できる一番濃い色はどんな色でしょうか。

さらに今度は薄っすらと塗ってみて、色の雰囲気の違いを比べてみるのも良いですね。

 

ただぐしゃぐしゃっと塗ったり、丸や四角を描いてみたりして、その色を見るだけでもとても癒やされていきます。

色にはそれぞれ違った癒やしの効果があり、また自分の心理状態をはかる手助けにもなるんですよ。

 

本格的に絵を描く画材として色鉛筆をご紹介していますが、もちろん目的を持たずに、ただ色を塗るという行為だけでも十分に楽しむことができます。

なにより、色鉛筆は「描きたい」と思ってから実際に描き始めるまでの準備の手間がほとんど掛からず、とても楽です。

どのメーカーのものを選んだとしても、いつでも気軽な気持ちで塗り始めることができます。

 

いつもはボールペンやマーカーで色を付けているものを、たまには自分が好きな色の色鉛筆に変えてみるのも、けっこう新鮮で面白いのではないでしょうか。

 

次の記事からは、私が実際に使っているものについて、使い方の工夫なども交えて紹介していこうと思います。

今までそこまで興味がなかった方にも、少しでも色鉛筆に興味を持っていただけたら嬉しいです!

 

続き▼
tsuki-mzk.hatenablog.com

 

By.みずき

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