ねのかみノート

色鉛筆大好きな管理人のお絵描き創作ブログです。

【おすすめ画材】大好きな色鉛筆⑤(紙いろいろ)

こんにちは。瑞木です。

今回は私が色鉛筆を使うときに愛用している紙について書いていきます。

 

前回記事▼ 

tsuki-mzk.hatenablog.com

 

色鉛筆は基本的に、筆記に適している紙なら何にでも描くことができます。

例えばコピー用紙をはじめ、落書き帳などのザラ紙や、スケッチブック、画用紙など、一般的な紙ならだいたいOKです。

ですが使用する紙によって色の乗り方が変わっていきますし、紙目を出したり、逆に紙目をつぶすように細かく塗り込んだりすることで、絵の雰囲気を変えていくことができます。

 

 

ケント紙

私が愛用しているのがケント紙です。

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製品ページ▼

ケント紙|muse / ケント紙(輸入)|muse

KMKケントボード|muse / BBケントボード|muse

 

ケント紙は真っ白で滑らかな硬い表面をした紙で、製図やデザインなどに用いられています。

前回記事まででいくつか色見本や試し塗りした画像をあげていますが、水彩紙と明記したもの以外は全てケント紙に描いたものです。

 

ケント紙の種類は「KMKケント」「バロンケント」「BBケント」などがあります。

私は表面がつるつるしていてインクとの相性が良いものが好みなので、KMKケントを購入しています。

BBケントはKMKよりもつるつる感が抑えられていて、紙の表面にBB KENTの透かしが入っています。こちらは細目と荒目があります。

 

紙には厚さの種類があり「#150」のように表記されます。

私は厚みがあった方が描きやすく感じ、筆圧を掛けても紙がよれにくいので、150と200を主に使用しています。

各厚さのケント紙が、店によっては1枚ずつバラ売りしていたり、数十枚ごとの袋入りだったり、上辺が糊付けされてまとめられた「ケントブロック」や、裏面に厚紙(板紙)が貼り付けられた分厚い「ケントボード」として販売されています。

 

私が使っているKMKケント紙は、表面がすべすべしていて紙目が見えないため、細かい描写をするのに適しています。

厚く塗り込んでいく場合は紙目があった方が色の乗りが良いですが、KMKケント紙でも十分色が乗っていくので、厚塗りをしていくことが可能です。

また、表面が丈夫なので消しゴムを強めにかけても毛羽立ちにくく、色鉛筆で塗った後に色を消してぼかしたり、電動消しゴムを使ったりしても表面が痛みにくいです。

インク滲みがしにくく表面も丈夫なためペン画にも適しており、私は下書きをペンで清書してから色を塗ることが多いです。

 

色画用紙

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色画用紙を使うことで、真っ白な画面から描き始めるのとはまた違った楽しみ方をすることができます。

 

例えばこんな使い方があります。

  • 黒色の紙に徐々に明るい色を乗せていって陰影を表現し、重厚な雰囲気の絵にする。
  • クリーム色の紙に描いてセピア調のような落ち着いた雰囲気の絵にする。
  • 空色の紙に白やグレーや青などの色鉛筆で空のある風景を描く。
  • 鮮やかな紙や独特な色の紙に線画を描き、陰影やポイントになる色だけを塗って地の色を生かす。
  • 深緑の紙に白鉛筆で描いて、黒板の落書きのような雰囲気にする。
  • 暗い色の紙を使って夜景や暗い場所の絵を描く。

色鉛筆も色画用紙も百均で買えるため、気軽に描いて遊びたいときにおすすめです。

  

おまけ クラシコトレーシング

ちょっと変わった紙として、クラシコトレーシングというものがあります。

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トレーシングペーパーの一種で、表面が少しざらざらしている半透明の紙です。

私は文房具屋さんのクラフト紙などが売っているコーナーでバラ売りされているのを購入しました。

通常のトレーシングペーパーは薄くて消しゴムをかけるとクシャッとなることもありますが、クラシコトレーシングは薄手でも結構しっかりとしています。

 

ケント紙などは厚みがあるため紙に直接下絵を描く必要がありますが、クラシコトレーシングなら半透明なので、紙の下に下絵を置いてそれを見ながら描くことができるのが利点です。

また表面はマーカーなどを塗っても滲みにくいため、油性色鉛筆で塗ったところをコピックのカラーレスブレンダーなどの透明アルコールマーカーでなぞって、水彩色鉛筆のように色を溶かしてみるのもおすすめです。

吸湿性が高い紙なので、水彩色鉛筆を水で溶かすのにはあまり向いていません。

 

表面に少しざらつきがあるので、粉状にした色鉛筆をティッシュや綿棒につけて塗りつけると、ケント紙とはまた違った風合いにすることができます。

色の乗りも良いため、もちそんそのまま塗り込んでいくことも可能です。

なんとなくですが、ケント紙で仕上げるよりもこちらの方がふんわりした雰囲気に仕上がるように感じます。

完成した作品をカメラで撮ったりスキャンしたりするときは、そのままでは裏が透けてしまうので、コピー用紙などを置いて、地が白くなるようにして下さい。

(柄のある紙などを置いて、あえてそれを透かしてみるのも面白いと思います)

 

紙編は以上です。

他に色鉛筆について記事を書くとしたら、入手方法や作例、併せて使うと便利な道具などについてになるかと思います。

ご紹介した色鉛筆について「こんな使い方もあるよ」とか、質問などありましたらコメントいただけると嬉しいです!

 

By,みずき

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